ここでは、通常のモノクロ写真のプリント作業を紹介します。
「闇のカーニバル2007」展でのプリントは、これとは少し異なるので、下をクリックしてください。

studioK'sではこのベセラーという引伸機を使っています。35mm判のフィルムのほか、ブローニー判という大きいサイズのフィルムもプリントできます。
スタジオにはこのほかにフジの引伸機もあります。
フィルムを挟んだネガキャリアを引伸機にセットし、室内を暗くしてサイズの確認、ピントの調整をします。 図では明るい状態ですが、ここからは室内を暗くしての作業です。印画紙は光があたると黒く変色するため、安全灯下での作業となります。
印画紙はイーゼルマスクという台にセットします。
印画紙に引伸機で像を写し、露光させます。像の明るさと光をあてる時間でプリントの濃度が決まるため、よく調節して、スイッチ・オン! 露光が終わったら現像液に浸します。 現像液の中で印画紙を動かし、ムラが出ないようにします。徐々に像が現われ、1分を過ぎる頃から安定します。その後もじわじわと濃くなってきますので、頃合を見て引き出します。 続いて定着液に浸します。これで、印画紙は光をあてても黒くなることはありませんので、室内の明かりをつけてプリントの調子を確認します。 流水で水洗いします。よ〜く洗って印画紙にしみ込んだ定着液を洗い流します。
(上図)使うフィルムはモノクロネガフィルムです。プリントするフィルムを選び、よくホコリを掃います。フィルムは指紋が付かないように、扱いに気を遣います。
(下図)フィルムをネガキャリアという専用の器具に挟みます。

「闇のカーニバル2007」でのプリント作業はこんな感じです。
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